「セキュリティ向上のためにApple IDのパスワードを変更したいのですが、操作方法がわからず変更できないままです。アップル IDのパスワードを変更するために必要なiPhoneの操作方法を教えてください。」
App Storeからのアプリインストール時やiCloudへのサインインなどApple IDのパスワードを必要とする場面は多々あります。セキュリティの面から見て定期的にパスワードを変更することは推奨されるでしょう。

今回はiPhone/iPadのApple IDのパスワードを変更する方法について紹介します。合わせてApple IDのパスワードが変更できない場合の対処法についても記載しています。

Apple IDとは?

Apple IDとは、Appleが提供するオンラインサービスを利用するための個人のアカウントです。これにより、以下のようなサービスにアクセスできます:

  • 1. iCloud: データのバックアップや同期、ファイルの保存が可能です。
  • 2. App Store: アプリやゲームを購入、ダウンロードするために必要です。
  • 3. Apple Music: 音楽ストリーミングサービスを利用するために必要です。
  • 4. iTunes: 音楽、映画、テレビ番組を購入したり、管理したりできます。
  • 5. FaceTimeやiMessage: 連絡先とメッセージのやり取りをするためのサービスです。

Apple IDを作成するには、メールアドレスが必要で、パスワードを設定します。このアカウントを使って、Appleの各種サービスにログインし、データやアプリを一元管理できます。

Apple IDのパスワードを変更/リセットする方法「iPhone/Mac/ブラウザ利用」

早速Apple IDのパスワードを変更する方法を見ていきましょう。

2-1. iPhone、iPad、iPod touch、Apple Watchのパスワードを変更する

iPhoneやiPad、iPod touchまたはApple WatchはApple IDパスワードを変更する操作手順がほぼ同じです。ここではiPhoneを例に挙げてアップルアカウント のパスワードを変更する操作手順を解説します。

  • 01iPhone、iPad、またはiPod touchで「設定」アプリを開きます。

  • 02上部に表示されているApple ID(名前とプロフィール写真)をタップします。

    Apple ID(名前とプロフィール写真)をタップ
  • 03「サインインとセキュリティ」をタップします。

    サインインとセキュリティをタップ
  • 04「パスワードの変更」をタップします。

    パスワードの変更をタップ
  • 05iPhoneロックのパスコードを入力します。初めて設定する場合は、既存のパスワードがないため、Apple IDを新規作成する必要があります。

    iPhoneのパスコードを入力する
  • 06新しいパスワードを入力します。強力なパスワードを使用することをお勧めします。大文字、小文字、数字、および特殊文字を組み合わせると安全性が高まります。

    新しいパスワードを入力する
  • 07パスワードを変更すると、関連するデバイスで自動的にログアウトされる場合があります。再度ログインする必要があります。

2-2. Macのパスワードを変更する

MacからApple IDパスワードを変更することも出来ます。この場合は、現在のパスワード以外にMacのログインパスワード入力も必要となります。

  • 01Appleメニューから「システム環境設定」をクリックします。

    apple id パスワード 変更 Mac
  • 02「Apple ID」を押します。

    apple id パスワード 変更 Mac
  • 03「パスワードとセキュリティ」を選びます。

    apple id パスワード 変更 Mac
  • 04「パスワードを変更」を選択します。

    apple id パスワード 変更 Mac
  • 05Macのログインパスワードを入力して「許可」を押します。

  • 06現在のパスワードと新しいパスワードを入力して「変更」をクリックして完了です。

2-3. Webサイトからパスワードを変更する

ブラウザを使いApple IDのサポートページからパスワードの変更も可能です。iOSデバイスやMacが近くに無い状態でApple IDのパスワードを変更したい場合に最適な方法でしょう。

  • 01ウェブブラウザを開き、Apple IDの管理ページにアクセスします。

    Apple IDの管理ページにアクセス
  • 02自分のApple ID(メールアドレス)と現在のパスワードを入力してサインインします。

    メールアドレスとパスワードを入力する

    2ファクタ認証がオンにする場合、携帯に送信された認証コードを入力します。

    2ファクタ認証コードを入力する
  • 03ログイン後、画面の「サインインとセキュリティ」セクションを探します。

    「サインインとセキュリティ」セクションを探す
  • 04「パスワード」をクリックします。

  • 05現在のパスワードと新しいパスワードを入力し、新しいパスワードを設定します。「パスワードを変更」をクリックして変更を保存します。

    新しいパスワードを入力する
✋注意点:
  • パスワードは他人と共有しないようにし、できるだけ強力なものを設定してください。

  • 2ファクタ認証を有効にすると、セキュリティが向上します。

Apple IDのパスワード変更するとどうなる?

Apple IDのパスワードを変更すると、Appleの各種サービスに影響が出るため、以下の点に注意が必要です。

1. すべてのAppleデバイスで再ログインが必要

パスワードを変更した後、iPhone、iPad、Mac、Apple Watchなど、Apple IDに紐付けられているすべてのデバイスで再度サインインする必要があります。

例えば、以下の場所で再ログインが求められます:

  • iCloud
  • iTunes & App Store
  • Apple Music
  • FaceTime
  • iMessage

2. Appleのサービスへのアクセスが一時停止される場合がある

パスワード変更後、変更を反映するため、Appleの一部サービス(例:App Storeの購入、iCloudの同期)が一時的に使えなくなることがあります。

3. iCloudに保存されているデータに影響

すべてのデバイスで再ログインしないと、iCloudの写真、メモ、連絡先、カレンダーの同期ができなくなります。

連絡先やカレンダーが表示されない場合は、各デバイスで再度Apple IDでログインし、同期を有効にする必要があります。

4. iTunes & App Storeの購入履歴に影響

パスワード変更後、App StoreやiTunes Storeで再度購入やダウンロードする際に新しいパスワードでログインする必要があります。

5. Apple IDを使用したサードパーティアプリ

Apple IDでサインインしているサードパーティのアプリ(例:一部のゲームアプリや、Apple ID認証を使用しているアプリ)でも再ログインが必要です。

6. 「探す(Find My)」の設定に影響

「iPhoneを探す」や「iPadを探す」などの「探す」機能が再度設定を求めることがあります。

7. セキュリティ通知の受け取り

Appleからパスワード変更通知のメールが送信されます。また、デバイス上でも「Apple IDが変更されました」という通知が表示されます。

パスワード変更後は、各デバイスで再ログインを行い、データの同期や各サービスが正しく動作しているか確認することが重要です。もしデバイスを複数所有している場合は、すべてのデバイスでの再設定を忘れないようにしてください。

Apple IDのパスワードが変更できない場合の対処法

不正アクセスが疑われる場合、Apple IDアカウントが一時的にロックされることがあります。この場合、Apple IDパスワードを変更できないことが原因です。

ここまでご紹介したApple IDのパスワードを変更する方法では、既に設定しているパスワードの入力が必要になります。設定済みのパスワードを忘れた場合、Apple IDのパスワード解除には違う方法を取る必要があります。

普段パスワード入力の代わりにFace IDやTouch IDを使っているためApple IDのパスワードを忘れてしまったという方も少なくないでしょう。これから、Apple IDのパスワードが変更できない場合の対処法を2つ解説します。

方法1.専門ロック解除ソフトを利用してパスコードパスコードなしでApple IDを簡単に削除する方法

iOSデバイスのロック解除に特化したPassFab iPhone Unlockなら、既に設定してあるパスワードを入力することなくApple IDを削除できます。WindowsとMacの両方で使用でき、最新のiOS 18にも対応しています。

Apple IDのパスワードを忘れてしまった、または中古で購入したiOSデバイスに前使用者のApple IDが残っていた場合などに素早くApple IDを削除できる使いやすいツールです。

関連記事: Apple IDの新規作成方法を解説!新規作成できない場合の対処法も

方法2.iforgot.apple.comを使用してApple IDパスワードをリセットする

Apple IDのパスワードを変更できない場合や、パスワードを忘れたときは、Appleの公式リカバリーサイト「iforgot.apple.com」を使うことでリセットすることができます。

この方法を使うと、デバイスの設定を変更することなく、ブラウザから手続きができるため、パスワードが思い出せないときに便利です。以下に具体的な手順と注意点を紹介します。

  • 01iforgot.apple.comにアクセスし、「サインイン」をクリックします。

  • 02ページが表示されたら、リセットしたいApple ID(登録済みのメールアドレス)を入力します。

    Apple ID 削除 PassFab iPhone Unlocker
  • 03次に、本人確認のための情報入力または確認作業を行います。以下のいずれかの方法で確認を進めます。

    • 信頼できる電話番号を入力:二要素認証が有効な場合、登録された電話番号を入力し、SMSや電話で送られた認証コードを入力します。
    • セキュリティ質問に回答:二要素認証が無効な場合、設定したセキュリティ質問に答えます。
    • メールで確認:デバイスが手元にない場合、登録メールに送られたリンクをクリックして確認します。
  • 04確認が完了すると、パスワードのリセット画面に移動します。以下の手順で新しいパスワードを設定してください。

  • 05パスワードの変更が完了すると、確認メッセージが表示されます。その後、iPhone、iPad、Mac、または使用しているApple IDに紐づく全てのデバイスで、新しいパスワードを使用してサインインし直します。

アップルIDのパスワードが変更できないのはなぜですか?

Apple IDのパスワードが変更できない理由はいくつかあります。

1. 要件を満たしていない

Appleは、パスワードに対して一定の要件(文字数、大文字・小文字の組み合わせ、数字や特殊文字の使用など)を設けています。

2. 変更回数の制限

一定期間内にパスワードを変更できる回数が制限されている場合があります。

3. Apple IDがロックされている

セキュリティ上の理由でApple IDがロックされていると、パスワードの変更ができません。この場合は、Appleのサポートに連絡が必要です。

4. インターネット接続の問題

ネットワークに接続されていない、または接続が不安定だと、パスワード変更の手続きが進まないことがあります。

5. システムの問題

Appleのサーバーやサービスに問題が発生している場合、一時的にパスワード変更ができないことがあります。

具体的な状況によって異なる可能性があるため、問題が解決しない場合はAppleサポートに連絡することが重要です。

追加情報:Apple IDが乗っ取られたらどうなる?

Apple IDが乗っ取られると、以下のような問題が発生します。

  1. 個人情報へのアクセス
    乗っ取り犯はあなたのApple IDを使って、個人データや連絡先情報にアクセスできる可能性があります。

  2. デバイスやサービスへの不正アクセス
    乗っ取り犯があなたのAppleデバイスや関連サービスに不正にアクセスし、プライベートなコンテンツに触れることがあります。

  3. 不正な購入や詐欺行為
    乗っ取り犯はあなたのApple IDを利用して、不正な購入を行ったり、あなたの名前で詐欺的なメッセージを送信したりすることもあります。

Apple IDの乗っ取りが発覚したら、まずAppleサポートに連絡してアカウント回復を依頼します。次に、新しいパスワードに変更し、セキュリティ質問を再設定します。最後に、二要素認証を有効にしてアカウントを保護します。迅速な対処が大切です。

まとめ

この記事では、Apple IDのパスワードの変更方法とApple IDのパスワードを変更できない場合の対処法をお伝えしました。ご自身のApple IDを守るためにもパスワードは定期的に変更しましょう。

Apple IDのパスワードが不明な場合はPassFab Apple ID削除ルールを利用したApple IDの削除をおすすめします。ほぼ全てのiOSデバイスとPCシステムに適用できる汎用性の高いツールです。公式ホームページでは使い方ガイドとチュートリアルビデオの閲覧が可能、技術サポートも受けられるため初めての使用でも問題ありません。シンプルなインターフェイスと操作が特徴です。